Picture referred from : http://afreep.com/index.php?mode=community&com_id=1330
二兎を追う者は一兎も得ず
何でも両立というのは難しいもので。
右を立てれば左が立たず。
そういうことはこの社会においてよくある話だ。
勉強をすれば遊べなくなる。
薬を飲むと眠くなる。
一人暮らしをすれば生活が苦しくなる。
ブログを書けば外に出なくなる。
カバンにお金を5000万詰めようとするとチャックが閉まらなくなる。
など、いくらでも例はある。
特に時間の使い方は全てにリスクを伴う。
寝ている間は起きれないのだ。
あれもしたいこれもしたい。でも一つの体では限界がある。
あー。1日24時間じゃ足りないよぉ。
よく「仕事と私どっちが大事なの?」というセリフを耳にする。
いつも仕事で家庭をかえりみない夫に。
いつも仕事で相手をしてくれない彼氏に。
その一言で緊迫した空気が漂う。
それに返す次の一言が、今後の2人に大きく影響してくることは明白だ。
さあ、あなたならなんて答える?
口に出した言葉がいつも真実であるとは限らない。またその必要もない。
嘘か本当か、それより大切な意味が込められた言霊がある。
今のところ心配はないが、いつかもし俺もそんなことを言われる立場になった時に備えて、
今のうちに理想的な答えを考えておきたいと思う。
「仕事と私どっちが大事なの?」
回答例1:「もちろんお前さ」
限りなくベターな答え。とりあえず間違いはないだろう。
おそらく質問をした「私」もそう答えて欲しくて聞いたに違いない。レッツ円満生活。
ただこの場はうまく収まっても、少しは行動を改めないと、また修羅場に発展する恐れがあるので油断は禁物。
何度使っても色あせないほど、できた答えではない。
回答例2:「もちろん仕事さ」
別れは近いと思われる。できればさけたほうが無難。
仕事を大事にした結果、そう聞かれたのを忘れてはいけない。「もちろん」が尚更頭にくる。
ただ、できる男の演出としてはありなのかも知れない。この回答に対しての責任はとらない。冷たくするなら最初から、優しくするなら最後まで。
回答例3:「両方大事さ」
気持ちはわかるが欲しがりすぎ。
そりゃみんなそうだけど。志が高くも見えるが、実ははっきりとした答えが出せていないだけ。
以前定食屋で「お茶とお冷どちらにしますか?」と聞かれ「両方」と答えたのに、結局お冷しか飲まなかった。
次に行った時も同じことを言ったら、お冷しか来なかった。
回答例4:「両方大事じゃない」
血も涙もない答え。
お前は何が楽しくて生きているんだ、ということになる。人生をやり直すことをお勧めする。
よほど素敵な趣味でもあれば別だが。それにしても極悪。せめて仕事に負けたかった。「私」もこんな男と付き合っちゃいけません。
回答例5:「じゃあ仕事をしてる俺と仕事をしてない俺とどっちが大事なの?」
そりゃ仕事をしてる俺だけど。働いてもらわなきゃ困るのは、確かにそうなんだけど。そう言われたら言い返せません。高い攻撃力を持つが嫌な答えではある。
相手を黙らせれば勝ち、とかそういうゲームじゃない。「私」のほうが収入が上だったりすると効果は半減する。
解答例6:「そんな質問させて・・・ごめんな・・・」
相手をすごく思いやっており一見模範解答のように見えますが、
結局質問には何一つ答えていない点に注意。
こういうこと言われたらこう言って優しく抱きしめればいいんだろ、女はちょろいな、
みたいな心が見え透いて余計角が立つかもしれません。こういった手は俺のような向井理レベルのイケメンでなければ使えませんよ。
回答例7:「ごめん、今仕事中だから」
だからね。そういうことだから言われるんです。ちゃんと取りあってあげないと。
この回答を言い続けると、先の質問とエンドレスでループする可能性があるので要注意。そうなったら仕事も人間関係もうまくいきません。
回答例8:「ヒントをください」
決してナゾナゾではない。
お前が答えを出せ。お前の答えがどうあれ正解だということを、今一度認識しなければいけない。
もしこれに「わ、で始まって、し、で終わる3文字」などとヒントを出す「私」だったら、ちょっと大事にしたくもなるが。
回答例9:「死んでお詫びいたします」
重い。
むこうも謝ってくるだろうが、それは決して解決ではない。
回答例10:「ごめーんちょ!」
軽い。
悪ふざけが過ぎる。鈍器で殴られても仕方がない。次に会うのが法廷になる。
回答例11:「の、の、のし袋」
決してしりとりをやっているわけではない。悪ふざけが過ぎる。
こんな答えを出してるようじゃ絶対のし袋は届かない。「ん」はついていなくても負けは確実。
回答例12:「え?」
ちゃんと聞いてください。
回答例13:「オムライスがいいな」
ちゃんと聞いてください。
まとめ
いかがだっただろうか。
恋する男女にこういった場面はつきもの。
皆様におかれましても、相手への敬意と思いやりを忘れることなく過ごしてほしいと思います。
・・・まあ、私の場合は、
そもそもこういう質問をしてくる「私」を見つけることから始めないといけないのですがね。
【おしまい】