どうも、ちょっとぐらいの汚れ物ならば残さずに全部食べてやることでおなじみのdaiです。
今回はツイッターのお話。
「FF外から失礼します」という文化
僕もツイッターを始めてもう9年ぐらいになるプロツイッタラーですが、
数年前からよくこの言葉を聞くようになりました。
この「FF外」とは何かというと、
「フォロー・フォロワーの関係の外」という意味。
つまりフォローしてもされてもいない、完全な他人ということですね。
で、見知らぬ人に何かリプライを送ったりするときに、
いきなり不躾に送るのは失礼だから、冒頭に「FF外から失礼します」というワンクッションを置くようになったのでしょう。
礼儀を重んじる、とても日本人らしい作法です。
しかし、個人的には、この決まり文句、
いらないと思っているのです。
「FF外から失礼します」は無くていいんじゃない?という考え
僕は普段から、ぜんぜん知らない人にリプライ送ったり、引用RTする時もほとんど断りは入れずに普通に送ります。
だって、それがネットの文化だと思っているから。
だって、逆に考えてみてくださいよ。
「FF外から失礼します」を使った方がいいという人は、
そもそもFF外からリプライを送ったりすることを失礼なことだと思ってるわけじゃないですか。
なんで?なんで失礼なのでしょう。
「フォローしていない人にリプライを送ることは失礼」だなんて価値観、いつ生まれたのでしょう。
これを読んでいるあなたもご存知のことかと思いますが、
ネットというのは怖いもので、
一度発言したもの、発信したものは基本的に全世界の人が自由に見ようと思えば見れるんです。
(非公開の鍵アカウントにしている場合は別です)
どこで誰が見てるかわからないわけですよ。
2年前にピコ太郎の動画をジャスティンビーバーが見ててツイッターで褒めてましたよね。
そう、みんなのツイートは、
誰が見てるかわからないし、誰が反応してくるかわからないし、
どこでどういう風に引用されるかわからないんです。
どうしてそれを「失礼」だと思うのでしょう。
そして、そんなに知り合い以外から反応されたくないのであれば、
なぜツイッターに鍵をかけて知り合いだけが見れるようにしないのでしょう。
矛盾していませんか?
ネットは「公共」だという意識が大事
それでも、知り合い以外から反応されると拒否反応を示す人もいます。
「なんか知らない人からいきなりリプ来たんだけど・・・」
みたいな、ね。
こういう方は、ネットが「公共」のものであるということをわかっていません。
特に若い人は、ツイッターなんかでつぶやく時に、ごく身近の友人・知人が見ることを想定してツイートをしたりします。内輪ネタなんかそうです。
でも何度も繰り返しますが、ネット上の発言が誰でも見れるんです。
だから数年前の「バカッター」みたいに、知り合いだけに見せるつもりがぁ・・・なんてことになるのでしょう。
どこで誰が見てるかわかりませんよホント。
だから、僕のツイートだって、僕の大好きな吉瀬美智子さんが読んでくれている可能性も、0ではないんです。0では、ないんですよ。
どんどんFF外から失礼していこう
もし本当にFF外からの絡みが失礼なのなら、僕らは新しい知り合いが増やせません。
フォローもフォロワーも増やせません。そうでしょう?
だから、もっとどんどん自由にフランクに、知らない人でもガンガンリプライを飛ばしていいと思うんです。
もちろん相手に失礼な内容だったり空気を読めてないものはダメですが、
ごく普通の内容を送るのに、臆する必要はないんですよ。
気軽にリプライ送って反応して意見を交換して、
そういうざっくばらんなやりとりができるのがツイッターの醍醐味だとずっと思っています。
僕は、いつか「FF外から失礼します」がなくなればいいなと思っています。
あと、
自分のツイートが伸びた時に、それへのリプライで何かしら宣伝しだすアレもなくなればいいなと思っています。
(みんなはツイート内容に興味があるのであってツイート主には興味はないから)
現場からは以上です。