生まれて初めて占い師に占ってもらったら最悪だった話

uranai

こんにちは、天然萌え萌えゆるふわ愛されブロガー、daiです。

今日商店街を歩いていたら、よく見かけるおなじみの街角占い師を見ました。
普段だったら普通に通り過ぎるんだけど、なぜだか今日は足を止めてしまった。
「この1年・・・俺は一体どうなるんだろう・・・」ふとそんな思いが頭をよぎったのです。不思議なことに。

俺は普段占いというものにあまり興味があるわけではありません。
血液型占いだって信じないし、こういう街角の占い師だって胡散臭いなと感じてしまう方なので今まで占ってもらったこともない。

だけどなぜだろう、今日は不思議と足が占い師の方に向いていったのです。
多分昨日おみくじで大吉を引いているし、勢いというか、好奇心というか、どんなことを言ってくれるのだろうって思ったんですよ。
占い師という職業の人が、一体どれほどの力を持っているのか、自ら体験したくなったんです。(上から目線)

でも俺の好奇心とは裏腹に、相当がっかりした占いになりました。

 

※ちなみに、今から話すお話はネタではない完全な実話です。
この記事は占い師という職業の方を貶める意図はありません。立派で腕も優れた占い師の方は大勢いることはわかっております。
自虐的なお笑い種として楽しんでいただければ幸いです。

 

のっけから怪しさ全開

商店街の中に一人たたずむ占い師のおばちゃん。ずっと読書をしているようです。
「あのー、見てもらってもいいですか?」
そう声をかけると、

「2000円になりますけどいいですかー?」

そう言ってこちらをギロリと睨む目。この時点でぶっちゃけ胡散臭さはバリバリでした。

 

まず最初に生年月日を伝えて、顔を見ると言って顔にライトを当てられました。
そして衝撃的な一言を耳にします。

「うん。うん。目・・・鼻・・・うん、うん・・・耳・・・ありますね」

 

 

 

ふぁっ!?

 

 

ありますね!?今この人「ありますね」つった?
なんでいきなり目と鼻と耳の存在を確認してんの?そんなにエイリアンに見えたの?あれなの?人間離れした顔してますか?泣いていいですか?

そして占い師はノートを一冊取り出し、俺が言った生年月日と照らしあわせていろいろ見始めました。

「えー・・・あなた、けっこう優柔不断で人に流されたりするところがありませんか?」

 

 

 

 

 

 

いや・・・あの・・・ないです・・・・

 

 

 

 

どっちかって言うと頑固なほうだし思ったことは言わないと気が済まない性格であることは自覚しているので、そこは正直に伝えました。

「いや・・・どっちかというと頑固だし優柔不断じゃないと思うんですけど」

「うん、だからね、優柔不断な面と、頑固な面の両方があるんですよ」

 

 

 

こいつ合わせてきたーーーー!!!!

 

 

 

「え、両方ですか?」

「そうそう、誰しも優柔不断な面と頑固な面の両方があるんですよ。あなたもそのパターンなんですよ」

 

“誰しも当てはまる”ならもうそれ占いじゃねえだろ・・・
だいたいなんでさっきからまるで俺は普通の人間じゃないよみたいな前提で話してんだよ・・・誰しも当てはまるなら俺だって当てはまるはずだし、
なんで俺だけ「ああ当てはまりましたねあなたも普通の人間でしたねおめでとう」みたいな感じなんだよ。オイラは妖怪人間かよつって。

 

なんかバーナム効果使い出した

「あとは、だいたい悩み事を何か抱えてますね」

「そ、そうですね・・・(悩みなんか誰でも1つぐらいあるでしょうよ)」

「他には、あなたは寂しがりなところもあるけど、一人でいたい時間も必要、みたいな二面性がありますね」

「は、はあ・・・(そんなもん誰でもそうだろうが)」

 

そう、この占い師さんはマジでバーナム効果を使ってきやがりました。

バーナム効果とは、誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分だけに当てはまる正確なものだと捉えてしまう心理学の現象。
(Wikipediaより)

【関連】バーナム効果:誰でも占い師になれる理由とは

こんなの占いでもなんでもないじゃないか。
なんかだんだんイライラしてきたぞ。

 

その後も、

「あなたはあまり人と接しない仕事をしているみたいですね」

「いや、そんなことないですよ」

「いやまあ、多少は社交性も必要にはなると思いますけどね。えっと、何のお仕事を?」

「塾の先生をしています」

「あー、あーうん、なるほど、うん、やっぱり人と多く接する仕事がすごく向いていますね。そう思います」

 

 

 

 

もうなんなんだよこいつ・・・

 

 

 

こっちのいうことに後から合わせてるだけやないか。
この後乗せ野郎め!天ぷらそばの後のせサクサク野郎め!!!

その後も仕事のことや健康のこと、よーく考えりゃ誰だってそうじゃん、みたいなことを延々と言われました。
そしてさも「私の占い当たってるでしょどうよエヘン」って感じでした。

あと何が一番イライラするかって、この人基本的にノート見ながら喋ってるんですよ。
こっちの顔全然見てねえの。人の顔見て話さねえの。
よく知らないけど占いって人を見る仕事じゃないのかい?

 

一番気になる恋愛のことを聞いてみた

もうこの時点でほとんど信用はないんだけど、一応せっかくなので聞いてみた。

「えーと、今年の恋愛運とかってどうですかねえ?」

「恋愛運?えーと、そうですね・・・うん、うん、そうですね、いい波が来てますよ。」

 

おっ、マジで!?

「お、ホントですか」

「ええ、ええ。今年でいくと、5月が一番いい出会いの時期ですね。向こうから女性が寄ってきますよ」

 

 

やべーー!!きたかーー!ついに俺もモテ期が来てしまったかーーー!

ぶっちゃけ心の中では「占い師なんて結局何かを占うなんてことは特にやらなくて、相手の様子とか現状からある程度日常生活に役立つアドバイスやティップスを提供するだけのただのアドバイザーであり、一応お金を貰っているからあまり不快になるようなことは言わずに耳障りのいい言葉を適当に言って心地よい気分にさせて小銭を稼いでるいわゆるライフコンサルタントだ」ってレッテルを貼ってたのに、一気に気分よくなってしまったー!
あまつさえ「この占い師さんいい人やん疑ってごめんな」とか思ってしまったー!
なんて単純なんだ俺という男はー!頭の悪すぎる男、dai!!
これは騙されるぞ!結婚詐欺とか振り込め詐欺に騙されるぞ!!

 

 

「おお、出会いがありますか。嬉しい」

「うん、そうですね。でもやっぱり出会いがあるとは限らないので、来ないってこともあるし、最悪の場合はお見合いとかも考えていく必要がありますね」

 

 

 

 

 

うっせえクソババア!!!

 

なんやねん!!出会いがあるのかないのかハッキリしろや!!
しかもなんや最悪の場合はお見合いって!おい!!なんなんや!そんなに俺が異性との出会いがないと思ってんのか!!いい加減にしろよ!!ああそうだよ全然ねえよ!!

 

・・・結局、あとは終始「あー、はい、そうなんですか」とただ弱々しく相槌をうち、最後に2000円を払い、帰路に着きました。

俺の人生初めての占いは、単にいいことを言われなかったとかではなく、
一回上げた後に落とされるという全く嬉しくないサプライズでした。

なんだろう、俺の大吉のおみくじの効果が全然出てない気がするw

 

まとめ

やっぱり占いに頼るより、自分で運命を切り開いていくべきなんだ。

俺は、そう思っている。 

タッタラーン(かっこいいことを言ったので好感度がレベルアップした音)

 

【おしまい】