やあ、最近の口癖は「お前の目にマキロンを噴射してやろうか!」なdaiです。
ただなかなか言う機会に恵まれないので、連帯保証人になってくれと頼まれた時に言うことにしています。
そんなことより、ビッグニュースだ。
ついにあのしりとり業界に戦慄が走りましたよ。
あの「しりとり」に、なんとほぼ確実に勝てるワードが存在しましたよ!
マジかよ!?
マジなのかよ!?
そんなことがあっちゃっていいのかい!?
思えば、今までの道のりは長かった。これまで幾多の戦士達がこのしりとりという恐ろしい人外魔境に足を踏み入れ、命を落として行った。言葉の最後に「ん」がついたら死ぬ、そんなデスゲーム(死闘)を繰り広げては散っていった勇敢な男たち。そのため人々は「みかん」「大根」「プリン」「オードリー・ヘップバーン」など、最後に「ん」がつくワードを頭から消す作業に没頭した。一体何のために、これだけ多くの人が犠牲にならなくてはならないの・・・?
いつしか、しりとりは「死りとり」とすら呼ばれるようになり、禁忌の論戦と言われるほどになった。
そしてある時、革命が起こった。
チャドという国の首都、ンジャメナの参入である。
「ん」がついたら死ぬ・・・その理由は「ん」から始まる言葉がないからだとされていたのに、実は存在していた。さらにはンジャメナの他にも、新しい「ん」勢力が次々と現れ、しりとり界を蹂躙した。まさに、この世の終わり・・・恐ろしい、恐ろしい遊戯だった。
でも、そんな戦いも今日で終わる。
そう、人々は限りないほどの困難を乗り越え、出せば勝てる最強ワードを見つけ出したのです。
それが、
鼻血(はなぢ)!
そう、鼻血なのです。鼻血は「はなぢ」なので、次の人は「ぢ」から始まる言葉を探さないといけません。しかし、「じ」ならあるけど「ぢ」で始まる言葉はほぼない。まさしく盲点。
これで、今これを読んでいる読者のあなたは救われましたよ。もうしりとりであなたが負けることはありません。あなたの相手が「は」で終わる言葉を出してきたら、憎たらしいほどのドヤ顔で「鼻血」と叫んでやればいいのです。
当然相手は気づかないでしょうから、「じ」だと思い、普通に「自転車」とか出してくるでしょう。
しかしそこであなたは、
残念でしたぁ~~ 鼻血は「し」じゃなくて「ち」に点々ですぅ~~~ ふひひひ
と高らかに宣言してやれば、対戦相手は怒りに震え、悔しさに打ちひしがれ、涙ながらに嗚咽を漏らすことでしょう。
あなたは勝利と反感を同時に得るのです。
ところが。
あれ・・・「ぢ」で始まる言葉があった・・・
勘のいい読者の皆さんであれば既にお気づきであろう、「ぢ」で始まる言葉は実はある。
そう、それが痔(ぢ)です。
たった1文字ですが、ルールにはかなっている。
くそう、一瞬にして鼻血の神話が崩壊してしまうのかっ。
いや、このままじゃ諦めきれない。本当なのか、世界一信用できるソースと名高いWikipedia先生に聞いてみようじゃないか。
せーのっ。Wikipedia先生~~!
残念でしたぁ~~!「じ」でしたぁ~~!
やはり、鼻血は最強。
ただ、まあ、パソコンでも「痔」は「ぢ」でも変換できるし、どっちでもOKっしょという風説もあるし、
そもそも「ぢ」を「じ」に変換していいとか、濁点を取っていいというローカルルールもあるので、その辺が関わってくるともう鼻血なんか瞬殺です。あっけなかった。
と、いうことで!
ローカルルールさえなければ鼻血がしりとり界の王座に君臨することは明らかです。世間では鼻血は嫌なものとして扱われがちですが、しりとりの中ではこんなに活躍できるヒーローなのです。チャンピオンなのです。
ありがとう、鼻血。 これからもよろしく、鼻血。
今日の記事でいったい何回鼻血と打ったか分かりませんが、改めて皆さんに鼻血の魅力を伝えきれたのではないかなと、そう思っています。
しりとりでは鼻血が最強!
ご清聴ありがとうございました。
【おしまい】
ただ、よーく考えてみると、
自分が「鼻血」を出すためには、相手に「は」で終わる言葉を言ってもらわないといけないんですが、
「は」で終わる言葉もほとんどねえよな
というオチです。