ちょっとマンホールを想像してみてほしい。

突然だが、マンホールを思い浮かべてほしい。

どうだろう、イメージできただろうか。

 

 

あなたがイメージしたマンホールとはどんなものだろう。

おそらく、茶色もしくは黒い、丸い鉄製のふた、を思い出したはずだ。

↓こんなやつ

 

あるいは、丸い鉄のふたが道路に点在している図かもしれない。

 

しかしだ、そいつは、あくまでもマンホールの「ふた」であって、マンホールではない。
マンホールとは、鉄製の丸い「ふた」の下にあるであろう、「穴」のことである。

穴そのものをイメージした人はおそらくいないだろう。
実際に、マンホールを見たことがある人も、そんなには、いないのではないだろうか。

実は、オレも見たことがない。

それなのに、何の疑いもなく、マンホールのふたの下には穴があると思っている。
「マンホール」というぐらいだ。英語ではmanhole、つまり「人が通る穴」という意味。

でも、このままでいいのだろうか?

 

見たことないものを信じる僕たち

 

実際に見たことがないのに、僕らは穴があると信じて疑わない。
微塵の疑問も感じない。

我々はあまりにマンホールに対して無知だ。無意識だ。無頓着だ。

根拠のない確信。これは非常に危険だ。

ひょっとしたら、穴など存在していないかも知れないのだ。
国家の陰謀で「そう思い込まされているだけ」かも知れないというのに。

 

マンホールのふたを開けると秘密基地があるかもしれない。

エスパー伊東の家かもしれない。

ディズニーランドがあるかもしれない。

カイジみたいな地下王国を建設中かもしれない。

マリオとかクリボーがいるかもしれない。

「マンホールのふたを開けると、そこは雪国だった。」かもしれない。

 

いずれも、ないとは言い切れないのだ。
オレたちは見て確認したわけではない。その可能性は否定できない。

にしても、この「マンホール」という構造はとても賢いと感じる。
何が隠されているにせよ、何かを隠ぺいする方法としては、実に巧妙なやり口である。

 

「これは穴だ。」と言われれば、誰も興味を示さないし、疑うことすら忘れてしまう。

もしこれが「非常ボタン」であったら、完全にダメだ。
「非常ボタン」はとても魅力的で好奇心をそそる。ついつい押したくなっちゃう。僕が小学生だったら1秒で16連射する自信がある。

「穴だと思い込ませることにしよう」と決めた奴は、恐ろしく頭が切れる。完全に裏をかかれた。よりにもよって「穴」とは。
これはやはり国家機密だ。国家の陰謀だ。国家レベルとなると、やはりすごいことを考える。

世の中はこんな風に、事実とは違うことが常識として浸透している、
あるいは信じ込まされていることが、他にも沢山あるはずである。

自動販売機の中には、ちっちゃいオッサンが入っているかも。
地球は四角いかも。
猫は、本当は喋れるかも。
daiは、本当はイケメンなのかも。

「そんなわけないだろ」って?本当にそう言い切れるかい?
そんなわけないって、思いたいだけじゃないのかい?

 

テレビやネットに流れてるものが真実とは限らない。
教科書に載ってるものが真実とは限らない。

この情報社会、僕たちは本当に気をつけないといけないんだ。

 

まとめ

・・・ということでね、マンホールに関してはね、穴の中にきっといろんな夢の世界が広がってるという説を持ってるんですが。

え?

なに?

マンホールは本当に作業用の穴で、実際に人が作業してるとこを見たことがある?

 

 

・・・・

うそでしょ?そうなの??本当に人が普通に使ってるやつなの?穴あるの??

地下王国は?ディズニーは?雪国は??

 

 

・・・えー、すみませんでした。どうやら僕が間違っていたようです。
この歳になってこんな間違いをするとは、いやいや恥ずかしい。

ほんと、

穴があったら入りたいですね。