あなたは母親のことを何と読んでいますか。
生まれ育った環境、あるいは気質や性格によって様々異なることだろう。
男の子なんかは、大人になってから自分の母親を名前で呼ぶこともあるらしい。一見するとおかしいかもしれないが、生物学的にはそういう見地もあるとかないとか。
母親。
それは自分にとってたった1人のかけがえのない存在。
そんな母親のことをどう呼べばいいのか分からない、という思春期のヤングボーイヤングガールもこのブログを読んでいるかもしれない。
いいんだよどんな呼び方だって。愛がこもっていれば。
そう、母への愛があれば、どんな呼び方だって、構わないんだよ。
母親のいろんな呼び方
お母さん・母さん
おそらく一番ポピュラーであり、古くから親しまれてきたスタンダードな呼称。
しかし俺個人としてはなんとなく母さんなんて呼ぶのは改まった感じがして気恥ずかしい。
どちらかというと、悲しみや哀愁を表現したい時に使う。
「お母さん、これ俺が知ってるシチューとは違う・・・」
「母さん、なんで電子レンジでつまようじをチンしているの・・・?」
などと使う。
ババア
使う人によってはすごく失礼な言い方だが、一方では親しみを感じやすい呼び方。
母親のことがうっとうしくなる時や反抗期によく使う必須単語。
口がうまく回らなくて「バァァ」とかなってしまうとすごい恥ずかしい。
“お母さん”が死んだらお化けになるとしたら、
“ババア”は死んだら妖怪になる。そんなイメージ。
おかん
俺が普段一番使う頻度の高い呼び方。
関西人はよく使っているのではないか。
特に母親の話を友達などにする時に便利である。「うちのおかんがさー」みたいに。
もしかしたら、関西人の「おかん」と関東人の「ババア」は似ているのかもしれない。
ママ・マミー
母親・当人共に機嫌がいいかテンションが上がっている時に使う呼び方。
ネタの要素が多いためあまり恥ずかしさがない。
「ママ、今日の晩ごはんはとびっきりのパエリアが食べたいな☆」などという。
しかし実際に出てきた料理を見ると「母さん、なんで知らないのに無理したの・・・?」と哀愁が入ってママ→母さんへと変化する。
似たようなケースでは、
「マミー、明日は7時に起こしてね!絶対だよっ☆」
↓
「・・・お母さん・・・少年ジャンプで叩く以外の方法は思いつかなかったの?」
などが挙げられる。
お母様
「お母さん」と「ママ」の特性を合わせたハイブリッドな呼び方がこの「お母様」。
ちょっと暖かさを含みつつも哀愁のある場面で登場する。
「お母様、こたつって本当にすごいですね・・・」
「あらお母様、じゅうたんにお茶をこぼしてしまいました・・・」
などと使う。
一気に上流階級になったような気分が味わえる。
おばあ様
カントリーマアムが絡んだ時のみ使う。
お嬢さん
この呼び方を使うと母親の機嫌が一気によくなる魔法の言葉。
出してくれるカルピスが濃くなったりする。
しかし薬の用法用量を守るように、「お嬢さん」の使用量にも注意だ。
あまりに呼びすぎてしまうと母親が嬉しすぎて狂喜乱舞し、
家中を小走りで駆けまわったあげく、床においてあるチラシで足をすべらせてすってんころりんしてしまう事例もある。
姫
「お嬢さん」と似た効果があるが、その効き目は遥かに違う。まさに劇薬。
どんなに多くてもこれを使うのは週に2回が限度だ。
そうしないと、また、ち、ちらしで、あはは、すってんころりん、
あはははははは。あははははっ、はははははは、ちらしであははは、あはははっはっはっははっはっははは。
おふくろ
うん、実際に使ったことはまだないけど、ちょっと憧れてる。
いつか、いつかね。
【おしまい】
Photo Credit:育児ブログ日記