あなたが将来紅白歌合戦に出ないためにすべき6つのこと

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あなたは紅白歌合戦に出たいですか?

私は出たくありません。

もしかしたら読者の中には、将来歌手を目指している人もいるでしょう。
いつかはあの紅白に出るんだ!と息巻く人もいるでしょう。
しかし、私は紅白歌合戦に出たくないんです。
あんな大舞台で大御所の歌手の皆さんと一堂に会するなんてめっちゃ緊張しますし、全国の視聴者を魅了する歌唱ができるかという自信もありません。
だから、私は紅白歌合戦に出たくはないんです。

しかし、いつだって世の中は不条理なものです。

いつ私が街を歩いていてスカウトされるかわかりません。

今のところ生まれてから「君、紅白出てみない?」とスカウトされたことはありません。しかし、今までなかったからといって今後もないとは限らない。それに私のような愛され系ゆるふわ天然ぴゅあぴゅあボーイなら、いつスカウトされて芸能界の洗礼を受けるかもしれません。私の後ろの穴の貞操はずっと守っておかなければいけないのです。
だから、いつ自分が紅白に出るようなきっかけがあるかもわからないので、しっかりとした大人としてリスクマネジメントをするのは当然のことです。

 

雨が降りそうなら傘を持っていく。
夜道が怖いなら防犯ブザーを持っておく。
雪道を車で走るならスタッドレスタイヤにしておく。
受験で失敗したくないなら勉強しておく。
紅白に出たくないならちゃんとした対策をする。

 

わかりますよね。
であるならば、紅白に出る気がない私がその対策をするのは当たり前のことなのです。
今日は、記事をご覧の読者の皆様にも、その対策をお教えしたいと思います。

 

紅白歌合戦に出ないためにすべき6つのこと

①CDを出さない

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CDを出してしまう時点で、世間ではデビューした歌手だと思われてしまいます。
いくら金を積まれようと、EXIT TUNESあたりからデビューのお誘いがあろうと、断らなくてはいけません。
たとえば私のような人間は、インターネットで歌ってみた動画をアップすればたちまち人気歌い手になってしまうことは明白ですが、そこに目をつけるプロダクションに騙されてはいけません。金を絞りとるための操り人形になってしまってはダメなのだ!
ということで、紅白に出ないために私はCDを出さないでおこうと思います。

 

②下ネタを含んだ歌詞を作っておく

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紅白を放送するNHK(ナイスバディで 豊満な 巨乳)は倫理的に公正な放送を心がけています。
ゆえに、くるみぽんちおに代表されるようなアレな曲は紅白で流すわけにはいきません。下手したら放送規制音「ピー」が流れてしまい、視聴者からかなりのクレームがきてしまいます。
そんなアーティストを紅白歌合戦に出場させるわけにはいきませんよね。なので私はこの方向性でいきたいと思います。

 

③マイクではなくヘチマを持っている

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キュウリでもゴボウでもなく、ヘチマ。あえてのヘチマにファイブニキータです。
常日頃ヘチマを持ち歩いておけばまずスカウトもされないでしょうし、百歩譲ってされたとして、紅白の打ち合わせに行ったとしても、マイクではなくヘチマを持っている時点で「なんだこいつは・・・」という空気が流れることは請け合いです。
ヘチマを振り回すヘチマアーティストとしてのポジションが確立されてしまうおそれもありますが、マイクではなくヘチマで歌っている時点で歌手としては失格、即刻帰ってくださいとなるでしょう。
これであなたは、紅白歌合戦に出場しなくて済むのです。よかったですね。

 

④スカウトされないように覆面をしておく

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そもそもですね、普段街を歩いている段階で覆面をしておけばスカウトされることはないでしょう。
下手したら警察からの事情聴取という名のスカウトはあるかもしれませんが、紅白に引っ張りだされるリスクを考えれば職務質問などやすいものです。
さらにこの覆面には、あなたの素性を隠してミステリアス感を出すという魅力もあります。できれば妹か姉の下着をかぶっておいてもいいでしょう。
スカウトされることさえなければ、紅白なんて怖くない。
しかし街中で覆面はちょっと・・・という方はこちらの方法を試してみましょう。

 

⑤話しかけられたらフランス語で返す

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日本人だと思って声をかけたらまさかフランス語がペラペラ。
なるほど、日系フランス人だったのか・・・!と、スカウトマンは諦めることでしょう。
「ボンジュール、セッシボーン、セッシボーン、オッパイポヨーン」と、日本のグローバル化をアピールしていくべきです。ちなみにあなたがフランス語が堪能でないなら、ドイツ語でもイタリア語でもロシア語でも栃木語でもいいんです。
「俺に声をかけてきたお前が悪い」ぐらいの態度でいきましょう。

 

⑥歌うことをやめる

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最終手段です。

一切の手段が取れなくなり、もはや紅白に出場するしかなくなってしまったあなたが打つべき最終兵器(リーサル・ウェポン)。
それが、歌うことをやめるということ。
人間が持つ「歌う」という権利を放棄してしまえば、あなたがもはや紅白歌合戦に出場する理由は何もありません。
それでも説得されたらこういいましょう。「俺はもう、翼の折れたエンジェルなんだ・・・あいつも、翼の折れたエンジェル・・・みんな飛べないエンジェルなんだ・・・」と。何を言ってるかよくわかりませんがおそらく納得してくれるはずです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
日常生活において、悲劇というものはいつどこでやってくるかわかりません。
常日頃からリスクマネジメントを心がけておかなければ、ひょんなことからうっかり紅白に出てしまうということも十分ありえるのです。

あなたの健やかな生活を守るために。
どうぞお気をつけください!

【おしまい】