<ネタバレあり>バカリズム「なにかとなにか」レビュー。マジで必見の作品

俺はバカリズムがとてもとても大好きです。
今でこそいろんなテレビで見るようになり、IPPONグランプリでも注目されて、ドラマの脚本も書いて一躍人気者になったバカリズムだけど、コンビの頃から好きです。(”バカリズム”はもともとコンビ名なんですよ)

トツギーノや都道府県を持つやつとか正義感とかのネタは有名なんですが、2010年のR-1ぐらんぷり以降、あまりテレビでネタをしなくなりました。今ではMCをやることが多いですからね。

 

で、そんなバカリズムは毎年ネタライブを行っており、俺はそのネタライブがもう本当に本当に大好きです。

ネタライブは毎回DVD化もされており、以前このブログでもバカリズムのDVD「SPORTS」のレビューを書きました。そして今回も、バカリズムのDVD「なにかとなにか」のレビューをしたいと思います。
ネタバレもたくさんありますのでご注意をば。

 

 

バカリズム DVD「なにかとなにか」レビュー

 

オープニング

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「世の中には様々な”なにかとなにか”が存在します」のセリフからスタート。
北半球と南半球、男と女、光と影、表と裏・・・と挙げていき、「天使と悪魔」の一人二役コントに。

「おいバカリズム、こんなクソつまんねえライブなんかやめて、今から海にナンパしにいこうぜ~!」

開始1分で終了しかけるライブw そして「そもそもあなたにナンパができるのですか?あなたは海に行ってもただ日焼けして終わりです」で真顔になるバカリズム。
そこから、心のなかの犬派vs猫派、偶数vs奇数、カンvsリーマアム(カントリーマアム)と戦いを続け、「まあ全て、自作と自演ですけど」で暗転。面白い。

ちなみに今回はオープニング映像、歌はありません。
おしゃれなBGMをバックにいろんな「○○と○○」の文字が登場します。
テキストだけのオープニングも新鮮で綺麗な感じなんだけど、終盤にしれーっと「上と彩」が紛れ込んでて笑いましたw

 

知恵と戦略

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「究極の知を競う頭脳型カードゲーム、アテーナバトル」という架空のテレビ番組のMCを務めるバカリズム。
1:1の対戦形式で、最初にルール説明をしてから勝負が始まるんだけど、そのルールがめちゃくちゃ長い。用語もたくさん出てきて誰もこれ覚えられないんじゃないかというくらい。

まず「ルールは簡単」と最初に言っておきながら、直後に「使うカードは100種類」
そして「ゼウスが最強なのですが、カードの中にはヘラカードと呼ばれる特殊カードがあり、このヘラカードは一定の条件を満たすことで無敵状態となり、ゼウスの効力を3ターンだけ0にすることができます。さらに、青いポセイドンカードと赤いアフィトリテカードを組み合わせて出すことにより、トリトンという全てのカードを飲み込む効力を手にすることができます。これを防ぐには、ゼウスカード3枚またはヘルメスカード2枚を同時に出す必要があります。しかし!ここで注意しなければならないのは、うっかりゼウス2枚またはヘルメス3枚を出してしまうと、ギャラクシークラッシュが起こり、その場でゲーム終了となってしまいます。とはいえ・・・・・・」
というクッソ長い説明を延々とし、最終的に勝負は一発で終わってしまうというネタ。しかも司会者自身もルールをよく分かってない。

面白いんだけどかなりセリフが長くて聞いてるほうは疲れちゃったかもw
あとなぜか後半出てくる「椅子が一段下がります」「相手の椅子が回転します」がじわじわきたw

 

屏風と虎

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一休さんのとんちの力を評価し、お城に呼んだバカリズム将軍。
原作での有名な「このはしわたるべからず」のとんちの話を聞いて、「ウソでしょ、渡ったの?イリュージョンじゃん!」とおおはしゃぎ。
「俺だったら、『はしっこじゃなくて真ん中を渡る』みたいなダジャレしか思いつかねえやw」と元ネタを潰すw

そして一休がやってきて、早速とんちを見せてもらうことに。
将軍は「ここの屏風に書いてある虎をつかまえて欲しい」と難題を出し、一休は「じゃあまず虎を出してください」と。
ここまでは原作の一休さんそのものなんだけど、ここからがバカリズムらしさ。

「いやいや出す出さないじゃなくて、つかまえるつかまえないの話しようよ」
「あくまで屏風の絵の話だから、絵の中で処理してくれるかな?」
「はい、(屏風から)出しません。このまま捕まえてくださーい。はいお願いしまーす」

この意地の悪さが個人的には大好きですw

オチもスッキリしてて良かった。
一休のことを「最近忙しいんじゃない?」「これからどんどん出てくると思うしさ」「俺みたいに言うヤツ出てくるよ、いろんなとこ書き込まれたり」みたいに、名前が出始めた若手タレントに例えてさりげなくディスる、みたいな感じがたまらない。バカリズム本人からしても芸能界でうぜえなって思う若手がいるのかもしれないね。

 

理性と本能

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みんな大好きバカリズムの歌ネタ。
前作「COLOR」では青い偏見の歌が本当に大好きだったんだけど、今回も来ました。

シンガーソングライター「篠崎満男」に扮して、オリジナルの曲4つを披露。
「彼女に浮気されて、しかもその浮気が男2人との3Pだったと知った時の、なぜか感じた5%のムラムラ」や、「バーで出会った店員の女性が仕事を終えて私服に着替えて店を出る時に見えた変なパーカー」をテーマに情熱的に歌いあげてましたw
歌い方も、どこかCHAGE AND ASKAっぽかったり、なんかディスりの感じが見え隠れしてましたけれども。

大爆笑ってほどではなくはクスッの連続なんだけど、箸休め的な感覚で笑えました。
個人的には、「ウチの外壁と同じ色の変なパーカー」ってフレーズがツボ。

 

母なる星と母なる音

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「実は俺、この星の人間じゃないんだよね」と、COLORの「赤い告白」を彷彿とさせる入り。でもネタの内容は全然違う。

「ヌプオカ星のカパタっ子」という、「福岡県の博多っ子」のパラレルワールド?と舞台にした感じで、九州出身の人には喜ばれそう。
地球に侵略しにきたヌプオカ星人が、たまたま同じヌプオカのカパタ出身の人と出会い意気投合するというネタ。「狭いね、宇宙~~!」と喜ぶw

ヌプオカにも福岡と同じような文化がたくさんいて、名産品もそっくりで、芸能人もたくさんいるみたい。「ザモリ」「ぶじいぶみや」「ひいなびんご」「がばさきがゆみ」と、日本そっくりの芸能人がたくさん出てくる中、普通に登場する「武田鉄矢」ww

で、この世間話からどういうオチに持っていくのかと思ったら、そうきたかって感じでした。言葉遊び的には、「就職か進学か」が「就職か侵略か」になってたのがよかった。

 

目撃と証言

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コンビニ強盗をたまたま見かけた男が110番通報し、その犯人(3人組)の服装や持ち物を伝えるんだけど、それがあまりにも特徴的すぎてどんな風に言えばいいのかわからず、モヤモヤしてしまうというコント。
実際にその犯人の写真が出てくるんだけど、もし俺だったとしてもこれは何て言うか迷ってしまうw

以下、実際にバカリズムが言った服装の特徴。

「冬にエロい感じのお姉さんが着ている、ちょっと首のタートルネックの部分がすごく大きくでろーんしたタイプのセーターの、アレを下にぐーーーーーんと引き伸ばしたみたいなイメージ」
「お誕生日会とかで壁に貼る”おたんじょうびおめでとう”の模造紙の飾り付けとして使われる、手作り風の丸い花、卒業式とかでも”そつぎょうしき”の部分で赤と白で使われている、輪っかとセットで使われることが多い、あれの緑色を50個ぐらい集めて作った服」
「小さな布を重ねあわせてできた、つぎはぎとかパッチワークとかじゃなくてもっとストイックな重ねあわせ方をして、なのに遠くからみたらなんかゴミみたいなズボン。」
「ネジやレバーなどで角度を調節できるタイプのひらがなの”へ”」
「田中義剛さん」

これだけの情報でイメージできますでしょうかw
さて、正解はどんな服装・持ち物だったのか。正解はDVDで。

 

女子と女子

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出ました、今作の最高傑作w

バカリズム氏本人もお気に入りで、ネタを見たファン達も「女子と女子」が一番面白かったと語るほど。それくらいインパクト抜群のネタです。とにかく「世の中にいそうな女子」を片っ端から皮肉っていく。よく観察してるなー、こういう女いるわーと笑いと感心がめちゃくちゃこみ上げてきましたw

・「私モテないよ~女子力低いもん~」と女子力高くなりたいが口癖
・すっぴんでいることが多いアピール
・「サバサバしてるからかなぁ?」「ほら、私中身男じゃん?」
・食べ物と自分の写真を撮ってSNSにアップする
・30超えてるのに自分を「女子」って言う
・「私、いわゆるイケメンって無理だからぁ~」

これはほんの一例ですが、他にも共感を誘ううざい女の特徴のオンパレード。これは絶対いろんな人に見て欲しいなあと。めちゃくちゃおもしろかったです。

ちなみに、多くの女性を敵に?回しそうなネタですが、ライブ終了度のエンドトークで「皆さんに笑ってもらってもらおうと思って作りました。僕は皆さんに踊らされてるだけ。僕は女の人が大好きです!笑」と打ち明けてましたw

 

銅と銀

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本編最後の作品。にして、20分の超大作。
20分という長さながら、決して飽きさせない。設定をきっちり考えて、要所要所に笑いや言葉遊びを入れ、後半はお得意の一人二役からのオチ。この20分という長さを本当に上手く使って、1つの「作品」として仕上げている。そしてバカリズム氏演技うめえなーって改めて思いました。

テイストとしては、「運命」での『運命のスケジュール』、「COLOR」での『黒い理由』に似ています。シリアスな展開からオチに持っていくという流れは共通していますが、今回の『銅と銀』が一番無駄なく仕上がっていたんじゃないかなあと感じました。

設定は、金メダル間違いなしと言われていた卓球選手がオリンピックで銅メダルとなり、その後輩が銀メダルを取ったのですが、それに対する世の中の反応に納得がいかないのと、後輩になんとかそれをアピールしてもらおうと画策するというもの。
一人二役の進め方が上手く、見た後の爽快感が強かったです。

 

エンディング

恒例の、作曲:RAM RIDER、作詞:バカリズムに加えて、今回は歌を土岐麻子さんが担当。
しっとりと真面目な曲調なのに、やっぱりバカリズム氏の悪ふざけが入ってました。「あ、なるほど、そうきたか」って感じw

じわじわくるけど、最後の「何かあればヘルプとサポート」って歌詞が、バカリズムらしいなあ~って思いました。

 

 

まとめ

ということで、バカリズムライブ「なにかとなにか」について長々と語ってきました。
毎回クオリティが高くすごいネタを引っさげてくるんですが、今回ももちろん素晴らしかったです。

今までバカリズムのネタを見たことがないって人も、ぜひツタヤなどでレンタルして見てもらいたいなと思います。それぐらいおすすめw

 

あと、これらのネタの間に「幕間」と言って小さな挟みの小ネタがあるんですが、これも面白かったですよ。

前回の「字書きうた」につづいて今回も字書きうたがあったし、さらには「フォトショうた」なんてものもありました。
あとは旗揚げゲームをモチーフにした「赤と白」もテンポがよかったし、「怖くてためになる話」は俺もブログのネタに使いたいぐらい。
「お客様とお医者様」は、飛行機の中でよくある「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか?」というフレーズがどんどん変わっていくネタでした。

 

以上、お笑い大好きな私が長々とお送りしました。
興味が沸いた方はぜひチェケラしてみてね!(・ω<)

ABOUTこの記事をかいた人

から揚げと音ゲーとFカップが好きな関西人。普段は塾の先生として楽しくお仕事しています。このブログではいろんなことをおもしろおかしく書くことを目標としています。 さらに詳しいプロフィールはこちら