飲み会を嫌がる若者が急増。あなたは飲み会好き?

s-nomikai-img_mini

Image from : http://tuitui.jp/2010/05/c05-nomikai-tool.html

 

飲み会嫌いの若者たち

【関連】新入社員が会社の飲み会断って帰りやがったんだが

 

やっぱり、酒というのは「何を飲むか」よりも「誰と飲むか」の方が大事だなーと思いますね。

お酒はその時々のシチュエーションとか雰囲気で結構味って変わるものだろうし、みんなで食べるご飯が美味しいというのもよくわかると思う。

なので、巷でヤング達が口にする「飲み会は嫌いだ!」という提言は少し訂正しなければいけません。どちらかというと「飲み会に参加する人たちが醸し出すあの空気が、雰囲気が嫌いだ!」ということになるでしょう。
無理にでも飲まないといけないようなあの空気、嫌々目上の人の話を聞かされるあの空気、飲み食いの量と反比例して徴収されるお金、上戸になり繰り広げられる説教、そういったものが相まって「飲み会嫌いだわ」となるのかもしれません。昨今の若手社員の飲み会嫌いさは異常やで。

ということで、やはり重要なのは「酒を飲む」という行為そのものではなく、「誰と飲むのか」といったコミュニケーションの方じゃないですかね。

個人的には飲み会というものは大好きです。ああいうはっちゃける場というのは貴重だと思っています。
が、俺もまあ世間的には若いほうだと思うので(26歳)、若手の立場として意見を言わせてもらうと、あまりにも年上の先輩や上司と囲む酒の席って結構気詰まりなんですよね。ざっくばらんに言うと気を遣うんすわ。

もちろん、有り難い話をしてくれたり、若さゆえに金銭面を配慮してくれたりというありがたい面も多々あります。ただ、それを差し引いても「気を遣うわ・・・」という部分が勝ってしまうものであります。しゃあない、ワテまだ若輩者じゃけえ・・・

 

例えば上司と飲みに行くとしますよ。

人生の先輩であり会社の先輩。やはり上司を酒なんか飲みに行くと、おのずと緊張感が高まります。

あのですね、男性諸君ならわかると思うんですけど、飲み会などにおいて最後に信頼できるのはシモネタをトークした男たちの友情なわけですよ。
我々が「お前、親友だな!」と心から分かり合えるのって、初体験の相手からその時の様子から得意な体位から発射までに要する時間など、そういったリアルのリアルを把握してこそなんですよ。裸の付き合い、という言葉がありますがまさにその通りで、各々の「夜」を共有することで心の底から相手を信頼できる、深いコネクションを持つことができるんです。何も不躾に何でもかんでもシモネタを話したいわけじゃない、お前のことを心から知りたいから、こその”あえての”下ネタ。わかる?なあ、そこんとこわかる?

しかし!いくら俺が脳みそパッパラパーだとしても、さすがに上司の前で下半身にまつわる話はできませんよ。それぐらい俺のイカれた脳みそでもわかります。

「課長、最近おすすめのAV女優って誰ですか?ぐへへへ」

「部長、最近奥さんとあっちの方は週にどれぐらい・・・?うへへへへへ」

即左遷モノである。

もちろんどうせなら仕事を共にするわけだから上司とは仲良くはしておきたいという気持ちですけど、日本には古くから「TPO」というよくわからない気持ち悪い概念がありまして。社会的地位のある方に対して若輩者の立場から下ネタをキラーパスするのはご法度もご法度なんですよ。
そして俺の持ち味は失われ、上司の語る「今の日本のGDPがだな・・・」みたいな意味不明なヘブライ語を聞きながら「へえ、頑張ってんだなGDPのやつは・・・」と心のなかで唱え、その時点で俺が飲んでいるお酒(出来る限りアルコール度数は低い)はもう砂を噛み潰したような味しかしないし、全身がなぜかガタガタガタと震えはじめ、幻聴が聴こえ、原因不明のめまい・嘔吐・動悸・息切れが俺の全身をレイプし始め、本来楽しいはずの飲み会が全く楽しめず・・・といったことがあるわけですよ。

でもね、社会を生き抜いていくことを考えれば、「いや飲み会嫌いなんでー」というる理由だけで逃げ切ることは難しいです。
俺みたいなゲス野郎は「そこはもうしゃあないすね!今日も全身をレイプするめまいや動悸さんと元気に戯れますわガハハハハ!」ぐらいの気概を持つしかないですが、本当に飲み会がダメな人からしたら苦痛でしかないんでしょう。その気持ちはわかる。

 

やはりお酒は仲の良い人と飲むのが格別に旨いですわな。
気の合う仲間となら何時間飲んでたって楽しい。ついつい時を忘れてしまいます。
だからこそ余計に、先輩・上司との付き合いでの酒は気が進まなくて、

「なんで職場の人間と飲みにいかないといけないの?大して仲良くないし付き合う義理もないし、ナンセンスでしょ。就業後まで拘束しないで欲しい」

という思いは出てくるのでしょう。ああ悲しき現代社会。
全て時代の流れだよね・・・と片付けてしまうのはアレですが、実際そうなんでしょうね。

 

でも、もし俺が働いてる会社に吉瀬美智子がいて、例えば彼女が俺の直属の上司だったりとかして、彼女は多数の資格を持ってて仕事もバリバリこなすスーパーキャリアウーマンなんですよ。赤縁のメガネとかかけちゃってさ、仕事中は常に黒のパンツスーツで、ストッキングはいつでも80デニーロ。持ってる携帯はなぜかNOKIA、昼食はカロリーメイトのみみたいな。ちょっと俺が仕事でミスをすれば即座に舌打ちしながらハイキックが飛んでくる、そんな殺伐とした上司。そんな女が飲み会で幹事をするというのならば、俺は多分尻尾ふっていきます。全力で行きます。その日だけはМになってやったって構わない。

俺にとって永遠のアイドル

 

という気持ちなんですけど、どこかにないですか?そんな職場。

【おしまい】