こんばんは、daiです。
今日はとても真面目な記事です。
自殺はいけないこと、じゃあどうやって食い止める?
Image from : http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im888465
「自殺はいけないこと」というのは不文律みたいなもので、小学生の頃から道徳の授業なり家での教育なりで俺たちの意識に刷り込まれてるものだ。ちなみに別に俺が自殺したいとか精神的に病んでるという話ではない。
この「自殺はいけない」これ自体に反論する人は少ないだろうけど、じゃあ自殺数を減らすために一体何ができるのだろうか。
自殺はよくない、自殺はダメだと口では立派なことを言うけれど、結局俺達は他人の生き死にに対して関心がない。その結果、若干減ったとは言え、毎年約3万人もの自殺件数が公表されている。1年の間に約3万人もの人間が自ら命を絶ってるって、これ異常だろう。
で、2006年には自殺をやめようということで自殺対策基本法が施行された。
でもな、不躾だけど、法律で以って自殺を食い止めることなんてできないでしょ。いろんなことを思いつめて自殺しようとしている人が、「うーん、でも法律で禁止されてるしな」と思いとどまるとは考えられない。
緊急の場面に直面した人間にとって法律は意味を為さない。それは大阪池田小のあの事件でよくわかったはず。
だから個人的には、自殺自体を食い止めるというより、自殺の遠因となっているものを調整するほうが、少しばかり具体的な策なのではないかと思っている。
自殺の遠因の解決
例えば自殺する原因に「借金苦」が増えている。それも連帯保証人になってしまったことによる借金が原因だ。
この場合は世の中にある「連帯保証人」という社会制度を微調整することで防げる自殺は増えるだろう。
過労による自殺であるなら労働環境の改善や労働基本法の見直し、
就活失敗による自殺であるなら雇用間口の見直しなど、
要は「自殺ダメ!」とプロパガンダを大々的に掲げるよりも、「自殺する必要」がなくなるようなやり方のほうがより効果が出やすいんじゃないか?ということ。
もう少し軽く言えば、法律はルールだけどそれだけで人を縛ることはできないってこと。
例えば殺人罪というのは「人を殺してはいけない」という刑罰で、最高刑では死刑もありうる重い罪だ。
でも、「別に死刑になってもいいよ俺は」って人に対して殺人罪の存在は何の抑止力にもなりゃしない。こう考えると法律は何のためにあるんだ、ということにもつながるんだけどね。それでも法律家は頑張っていかないといけないんだけどね。なんとかしたいんだけどね。
自殺する側の心の問題
昔、AC(公共広告機構)でこんなCMがありました。
「命は大切だ。そんなこと何千回何万回言われるより、
あなたが大切だ。誰かがそう言ってくれたら、それだけで、生きていける」
人は誰も自分の存在を認められたいし、褒められたいし、「自分がここに生きていること」を誰かに肯定して欲しがってる。そしてそれが満たされている限り、俺達は生きていられるんだと思う。
「生きてても辛いだけなのに、なんで生きてないといけないの?」
ずっとずっと前に知人にこう言われたことがある。
自殺を仄めかして誰かに構ってもらおうという甘えではなく、家庭環境や境遇が相まって、その知人は本当に思いつめて自殺を考えていた。
それに対していろいろと考えるも俺は何も言うことができず、うん、そうか、と彼の話に相槌を返すばかり。
かろうじて「でも、俺はお前に生きてて欲しいよ」と言えるばかり。
死を覚悟した人間を前にして、人ができることはこんなにも少ないのかと思った。
冷たい言い方かもしれないけど、死ぬ人というのはやっぱり黙って死んでいくだろうし、生きる人は死ぬまでその生を全うすることだろう。
努力する気持ちは素晴らしいけど、ギリギリに追い詰められた精神状態にある人に「でも絶対に生きないとダメだよ!」という言葉をかけることは、またエゴにもなりうる。
その彼とは長年連絡を取ってないけど、今どうしてんだろうな。
生きることはマラソンのようなものだ
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よく生きることはマラソンのようなものだと例えられる。
その中で、時には辛いなあ、もう走りたくないなあ、と思う瞬間って誰にでもあるんじゃないかな。もう自分でゴールを決めたくなる瞬間みたいな。
そんな辛そうに走っている人に対して「もっとがんばって走ろうよ!」「ほらあの人も頑張ってるよ!」と鼓舞するのも1つだろうとは思う。
ただそんな言葉が適切かというのは個々人の具体的な状況にもよるし、「まあちょっとぐらい歩いたっていんじゃね?」とか「走るのって案外楽しいよな」とか、そういうファジーな言葉がかけられたっていいんだよ。
で、急に強引な理由付けになるけど、そういう意図もあって俺はくっだらないバカみたいなブログを書くのが大好きだったりする。
人って、笑ってる瞬間に死ぬことを考えることはないでしょ。
顔も知らない人たちが俺の書いた文章を読んで笑ってくれるというのは本当に嬉しいことだし、それ自体が俺の存在意義みたいなものでもあるのかなって。以前にも増してそう思っている。
ただまあ、普段からこんなことを考えて記事を書いてるわけではなく、基本的には何も考えずにダラーンと更新してるわけだけど、ま、まあたまにはこういうかっこいい後付けをしたっていいでしょw
では今日の記事はこのへんで。
【おしまい】
そんなことよりチーズケーキが食べたいんだけど誰か作って送れ。