文章の「ボリュームを増やす方法」を考える

bunsyo

文章のボリュームを増やす

俺は文章を書いてる途中に「あ、これも言いたい、こんなことも言いたい」ってなっていろいろ付け足しちゃって、
結果的に文章が冗長になってしまうことがある。

かと思ったら、「今日はこのネタで書くぞ!」って意気込んで投稿画面を開いたのに、
全然文が思いつかなくて、薄っぺらい記事になってしまうこともある。

勢いというかノリに乗ってたらガンガン書けるんだけどね。
こればっかりは難しい。

 

とはいえ、当ブログではなぜかクソ長い文章がウケたりもするようでありがたい。

↓こんなのとか


↓こんなのとか


↓こんなのとか


↓こんなのとか


このあたりオススメです。頑張ったよ。
全部長いので暇な時にでも読んでくだされ。面白いです。多分。

 

ということで今日は、文章にボリュームをつけて、読み応えのある記事にする方法をいくつか考えてみたい。

一般的には、SEOを考えるなら最低文字数は500字以上にすべきと言われているし、
ある程度読み応えがあって読者が満足するボリュームを、と考えると少なくとも1000文字~1500文字ぐらいはあってもいいのかもしれない。

これから紹介するものはもしかしたらあなたには参考にならないかもしれないけど、
そこは笑って「へえ、そんなんだぁ♪ すごく参考になるぅ♪」って受け入れて欲しい。
優しさって、そういうことだと思うから。

 

文章のボリュームを増やす方法

①例示

僕ね、リンゴが好きなんですよ。

だってあのみずみずしさって本当にいいじゃないですか!
切らずにそのままかじるのも好きだし、焼いて食パンに乗せてシナモンふって食べたらもう最高!

なんかどこかで聞いたことありますけど、
リンゴってガンの予防とかになるらしいですね!?(違ってたらごめんなさい)

・・・

極めてオーソドックス。
自分の思いや主張があり、そこに「なぜか」「どういうことか」「どんな時か」といった細かい情報を付加してボリュームをつける手法。
多分ほとんどの人は普通にやってる。

 

②転換

僕ね、リンゴが好きなんですよ。

リンゴって本当おいしいですよね~!

あ、リンゴで思い出しましたけど、ハイヒールリンゴさんって知ってます?通称「リンゴ姉さん」。
関西のローカル番組とかでよく見るんですけどね、あの方のしゃべりが好きなんですよ。

・・・

他に書くことないな、と思ったら「そういえば~」とか「○○で思い出したけど・・・」つって話題を逸らすやり方。
1つの話題だけに終始しないので読者も飽きずに読むことができる。

ただしやりすぎるとあっちこっち脱線しまくって意味わからなくなるので注意。

 

③小ボケ

僕ね、リンゴが好きなんですよ。

だから今もこうやってiPhoneかじりながらブログ書いてます。
って、そっちのアップルとちゃうわー!!w

まあアップルといえばアップルパイですが、僕は女の子のオッパイの方が好きですねwwなんつってww

クソ寒いのでほどほどにしましょう。

 

④譲歩

僕ね、リンゴが好きなんですよ。

いや確かにリンゴ以外の果物もいっぱいおいしいのあるの知ってるし、
どっちかというと夏が近いのでリンゴよりもスイカかなーって言う人多いと思います。
「おいdai、リンゴよりもミカンだろ」って言う人もいるかもしれません。

でも、それでも、僕は全力でリンゴを推していきたいんです。

・・・

俺がかなり高い頻度で使うのがこれ。

自分の意見を書いた後で、「そりゃ確かに○○かもしれないよ?でもね・・・」と言って、
反対の意見や違った側面からの意見を入れることで内容を膨らませる。

小論文とかでよくあるやり口だよね。
割とボリュームを増やしやすいので意図的に使うことがよくあります。うん。

 

⑤村上春樹風に

僕ね、リンゴが好きなんですよ。

「やれやれ」、僕はそう咄嗟に呟き、目の前のリンゴを頬張ろうと手を伸ばした。
どうしてこの時リンゴを食べようとしたのか僕には分からない。いや、おそらくもっともらしい道理など無かったのだろう。世の中とはそういうものだ。

が、すんでのところで手がリンゴが届かない。土曜日の朝だというのに。
まるで僕の求婚から逃れるかのように、リンゴは僕の手をすり抜けた。
僕の手の平は、冷たいテーブルの感触が──少なくとも手の平にはそれが──伝わっていた。

世界には完璧なリンゴなど存在しないのだ。
完璧な絶望が存在しないようにね。

全世界中に多くの読者がいる村上春樹氏。
その作品が数多の人間を魅了するなら、そのテイストっぽく書けばきっとみんな食いついてくれるに違いない。

ちなみに俺は村上春樹作品は読んだことがない。

 

⑥勢い

僕ね、リンゴが好きなんですよ。

こないだもリンゴを食べようと思ってワーーーッとキッチンの戸棚をガラガラーーッ!!!!とあけたらリンゴがなくてガックリーーー!!ってなっちゃったマジでテンションだだ下がりの萎えぽよ~~~~!! でも代わりにミカンがあったからそいつをパクーーッと食べちゃった!!!!!アハハハハハハハハ

ちびまる子ちゃんの山田くんっぽい。

yamada

 

⑦一人コント

僕ね、リンゴが好きなんですよ。

いっつもね、スーパーでリンゴを見かけるたびに「daiさんリンゴ買って欲しいな♡私のこと食べて欲しいな♡」みたいな視線で見つめてくるので、
そんな目で見られちゃうと男としては通り過ぎるわけにもいかず、「しゃあねえな、こ、今回だけだぞ!」って照れながら5個も買ってきてしまったわけです。

・・・

自分以外の登場人物を無理やり作る方法。
会話形式にすると読みやすいのですんなり内容が入ってくると思うし使いやすいのでは。
最近はSpeechBubbleなるものもあってLINE風の会話っぽく見せる方法もある。

 

⑧説明する語句を長く入れる

僕ね、リンゴが好きなんですよ。

あの真っ赤な真っ赤なリンゴ、僕が高校生の頃にやっとの思いで親に頼んで買ってもらった初めての携帯電話と同じような真っ赤なリンゴ。
そして一口食べると聞こえる「シャクッ」というみずみずしい音。まるで冬の朝、積もりに積もった雪の上を歩く時のような心地良い音。
そういうのを聴くだけで、ああ、リンゴだなあ、リンゴを食べているなあって思える。

巷では焼きリンゴなんて食べ方があるらしいけど、そんなから揚げにドバドバとレモンをかけるかのような芸当は邪道だ。

形容詞などをふんだんに使って説明することで文章は広がりやすい。
ただし文体によってはクドくなったり読みづらくなるので、読点を適度に入れたほうがいいかもしれない。

 

⑨ポエムっぽく

僕ね、リンゴが好きなんですよ。

リンゴ

リンゴ

ああ、遙かなるリンゴ

その美しい輝き

君の名を呼ぶ度に
頭にはゴリラが浮かぶけど

そんなことは気にしない

ああ、リンゴ

リンゴ

君は今でもカレーの中に
隠し味として 入っているのかい

独特の世界観を醸し出すポエム。
ポエムという手法なら、無理に言葉をつめ込まなくても、行間を開けまくっても違和感がない。

ただし「何言ってんだこいつ?」と思われないようにしなくてはいけない。

 

⑩勢いのマシンガントーク

僕ね、リンゴが好きなんですよ。まあ昔っからリンゴが好きでね。よくオカンがお弁当なんかの時に「リンゴをうさぎさんみたいにしたるわ」って言うてくれてね。ああオカンやさしいな、うさぎさんにしてくれるんかいな思てたらね、遠足の日とかにパカッと弁当のフタあけたらめちゃくちゃリンゴの形いびつなんですわwwwどこをどう見たらウサギさんになんねん!?あかんわオカン、リンゴをこんな扱いしよったらあかんでホンマに、あのニュートンがコラー言うて怒ってきよるでホンマに、とまあそんな感じでわあわあ言うとりますけど、僕さっきリンゴが好きて言いましたけどね、ホンマのところはざくろが一番好きなんですわざくろが。なんやそのマニアックな果物は!?言うてますけどねえ、まあ知らん人はヤフーでググってくださいませww

改行などをせずにところ狭しと文章を長々と詰め込んだ感じ。
がっちりと文字で埋まっているので、なんとなく見た目のボリュームがある。

人によってはこういう風になっていたほうが一気に勢いで読めてしまうのでいい、という考え方もあるようだ。

ただし「何言ってんだこいつ?」と思われないようにしなくてはいけない。

 

⑪叫ぶ

僕ね、リンゴが好きなんですよ。

リンゴが!!本当に!好きなんですよ!!!

マジで!!リンゴ最高!!!

うるせえ!!!!

 

まとめ

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ボリュームってのは増やせばいいってもんじゃないんやで。

シンプルで読みやすい文章の方がいいことも多々あるんやで。

【おしまい】

 

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