藤井聡太七段、昇段おめでとう!で、いつ八段になるの?

藤井聡太七段という異例のスピード出世

え?早すぎない?

それがニュースを見た時の率直な感想です。

 

どうもこんにちは、将棋好きのdaiです。

いやー、驚異の藤井フィーバーですね。
それだけ最年少記録を更新しているのか。
ついこないだまで四段だと思ってたら、いつの間にか七段に・・・ 将棋って飛び級制度でもあるの?って感じですよね(笑)

それぐらい藤井棋士の実力がすさまじく、漫画の主人公かよというぐらいのレベルで周りの上位棋士たちをばっさばっさと倒してるってことですね。

 

七段昇段の条件は?

「六段に昇段した後、竜王戦のランキングで連続昇級」というのが七段昇段の条件です。
藤井聡太棋士は、六段になったあとわずか90日でこの条件を満たしてしまったんです。す、すげえ・・・

こちらが藤井棋士の昇段の歴史です。
これまでの有名な棋士と比べてもめちゃくちゃ早いですよね。
特に五段→六段の16日がとんでもなく早いですw

 

で、藤井聡太くんはいつ八段になるの?

これだけのスピード出世で一気に七段まで上り詰めたわけですから、この後もとんとん拍子で八段、九段と進むのでは・・・?と思われるかもしれませんが、実は道はそう甘くはありません。

結論としては、「藤井聡太七段が八段になるのはけっこう先」です。
なぜなのか、理由を説明していきますね。

まず、将棋界で八段になる条件は次の3つです。

 

  1. 七段昇段してから公式戦で190勝
  2. 順位戦でA級に昇級する
  3. 竜王戦で羽生さんに勝って竜王になる

 

・・・どれもめちゃくちゃ難しいですよね。
1つ1つ解説していきましょう。

 七段昇段してから公式戦で190勝

何回負けてもいいので、とにかく190回勝てば八段になれます。

藤井七段は、2017年度に70戦対局し、59勝11敗。勝率84.3%です。
もしこれと同じペースで勝ち続けることができれば、190勝するのは最短で4年度の2022年です。
かなり遠いし難しい道のりですよね・・・

順位戦でA級に昇級する

藤井七段は現在「C級1組」という順位にいます。
このまま順当に行って「C級1組→B級2組→B級1組→A級」となれば昇段です。
つまりここから3段階で順位を上げる必要があるんですよね。

ただ、順位は1年に1つしか上がらないので、ストレートにいったとしてもA級に昇級するには3年かかります。(順位が上がるのは毎年3月なので、ストレートなら2021年3月です)

竜王戦で羽生さんに勝って竜王になる

もっとも最短で八段になるのはこの方法です。

将棋界には「王将」「王座」「王位」「名人」「棋聖」「棋王」「竜王」という様々なタイトルがありますが、
このうち「竜王」だけが特別で、竜王になったら八段に上がれます。

が、これもまたかなりの険しい道のりで、竜王になるには

竜王戦ランキング戦で優勝して決勝トーナメントに出場
→決勝トーナメントで1度も負けずに6人の猛者を倒してトーナメント攻略
→竜王(羽生さん)への挑戦権獲得
→羽生さんと7番勝負で対決(4本先取で勝利)
→優勝、竜王となり八段昇段

という順序で進んでいかなければなりません。
(ちなみに竜王戦は一番賞金が多く、優勝して竜王になったら4320万円ももらえます。)

とんでもなく難しいですが、順調に猛者をなぎ倒していき、ラスボスの羽生善治竜王を4-0のストレートで倒したとしたら、2018年11月下旬あたりに八段昇段となります。

実際のところは、4-0のストレート勝ちは無理でしょうし、勝ったとしても4-3のフルセットになると思うので、2018年12月下旬あたりに八段昇段となるでしょう。

もしかしたら、今年中に「藤井聡太八段」が見れるかもしれません。

 

と、3つの方法をご紹介しましたが、

どの方法でもめちゃくちゃ難しい というのは確かです。

あまり昇段にとらわれずに頑張ってほしい

今回は「藤井聡太棋士が八段になる方法」をご紹介しましたが、個人的な本音を言うと、あまり昇段にとらわれずに伸び伸びと活躍して頂きたいですよね。

メディアや世間は「お?次は八段か?いつだいつだ?」という気持ちになるかもしれませんが、本人も言っているとおり、まずは目の前の一勝一勝を全力で重ねていってもらいたいなあと感じます。

4月から高校生活も始まり、毎日忙しいですし、そうでなくても現在進行形で新しい歴史を作り続けているわけですから、焦らずに今後の活躍をじっくり楽しみにしていきたいものですね。

ということで、改めて、藤井聡太棋士、七段昇段おめでとうございます!(*´∀`)

 

最後までお読みくださりありがとうございます!